2008年7月3日木曜日

レトロ

近所のサミットにレトロなパッケージのビスコとプリッツがあったので買っちゃいました。



パッケージには、
「このパッケージは、1963年(昭和38年)のサミットストア創業当時のパッケージデザインをもとにデザインしました。」
と記されています。
俺が生まれる前のデザインです。
サミット限定発売なのかな。

今のビスコのパッケージはこちら。



パッケージの男の子はビスコ坊やというそうで、江崎グリコのこちらのページによると、今のビスコ坊やは5代目、復刻版のビスコ坊やは3代目のようです。

復刻版のビスコには「中村 静博士 創製」と記されています。
今のビスコにはこの記載はないですね。
江崎グリコのこちらのページによると、
「1931年(昭和6年)、大阪市西淀川区に工場を移転した江崎グリコが目指していたのは、栄養菓子グリコにつぐ第二の栄養菓子づくり。このころ、酵母の栄養効果(胃腸の働きを助けるなど)についての研究発表があり、これに注目した利一は、大阪工業大学の中村静博士に依頼して、酵母入りビスケットの開発に取り組みました。
加熱による酵母やビタミンの損失を防ぐために、ヤシ油を添加したクリームを採用してビスケットにサンドし、1933年(昭和8年)「ビスコ」が完成。このネーミングは、酵母入りビスケットを縮めたコービスに由来しています。」
とのことです。

実は私、ビスコ大好きでして、いまだによく食べています。
最近は小麦胚芽入りのをよく食べてましたが、昔ながらのノーマルなビスコもいいですね。

プリッツは子供のころはよく食べてましたが、そういえば最近あまり食べてなかったですね。
江崎グリコのこのページによれば、実際の昭和38年のパッケージは今のものより横長だったみたいです。
私は昭和40年生まれですが、横長のパッケージは覚えてないなあ。

プリッツは、ドイツのプレッツェルを日本向けにアレンジしたもので、「PRETZ」という表記なのですが、普通に読めば「プレッツ」となるはずが、「プリッツ」としたのは、そのほうが語感よいとの判断だったのでしょうか。

プリッツといえば、ロースト、サラダ、トマト味しか記憶にないんですが、江崎グリコのこのページによれば、実に12種類もあるんですね。
ビアプリッツ(スパイシーチキン)はビールに合いそうだ。
今度買ってみよう。

こういう高度成長期のころを思い出させてくれるレトロな企画は個人的には好きなんですが、先日読んだ高城剛の『「引きこもり国家」日本』に書いてあった、「それどころか、輝かしい成長を遂げていた過去の栄光にどっぷり浸かるという愚挙に出ている。」ような行為でもあるような気もして、ちょっと複雑なものを感じます。

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