2009年5月18日月曜日

書き方

小説の書き方についての、つまり入門書を読み漁っている。
小説を書くのは個人的な才能のみによるものだと考えがちだが、そうではない。
ある程度決まったアイデアの出し方、書き方というものがあり、それらを自分自身で考えつければたいしたものだが、せっかくの先人の知恵があるのに参考にしない手はあるまい。

これまでに読んだのは、
森村誠一『作家とは何か -小説道場・総論』
森村誠一『小説の書き方 -小説道場・実践編』
冲方丁『冲方丁のライトノベルの書き方講座』
清水良典『2週間で小説を書く!』
大内明日香・若桜木虔『マンガを読んで小説家になろう』
若桜木虔『プロ作家養成塾』
すがやみつる・横山えいじ『マンガでわかる小説入門』

今読んでいるのが、
ディーン・R・クーンツ『ベストセラー小説の書き方』

これから読むのが、
中条省平『小説家になる!』
だ。

手当たりしだいといった感じで、きわめて平易なものも含まれているが、これがなかなか侮れない。
『マンガを読んで小説家になろう』の「「自分は天才ではない」と自覚した人だけが小説家になれる」のくだりは、ずしりと心に響いた。

ざっと読んでみて大事だと思ったのは、システマチックに小説を書く方法を身につけることだ。
賞を取ったり、自分の本を出版すること自体が目的ではないのだ。
趣味の領域で終わらせず、収入に結びつけるためには、そのあとも定期的に売れる小説を量産しなければならないのだ。
それには、ただ闇雲に考えてストーリーが天から降ってくるのを待っていてもだめである。
効率が悪すぎる。
結局、どんなビジネスでも、「仕組み」を作ることが肝要なのだ。

2009年5月13日水曜日

途中経過2

小説を書いてみることにした。

ライターや小説家になる方法についての本やウェブサイトなんかを読んだりしていろいろ調べてみたが、どちらも甘くはないようだ。
ある本によれば、ライターの平均年収は400万円。
今の半分以下だよ。
しかも、フリーランスはサラリーマンの倍稼いで対等らしい。
そしてどんなに働いても1000万程度が上限。
食えなくてサラリーマンになる(または戻る)人も多いらしい。
43歳からの転職先としてはちょっと考えられない。
小遣い稼ぎ程度かな。
しかし、そんなバイトするなら、本業をがんばった方がよさそうだ。

どうせ書くなら小説がいい。
直木賞か芥川賞とって、ベストセラーになって、映画化されて、印税でウハウハ…
なんて、いい年して夢追いフリーターの妄想のようなことを考えているわけでは、もちろんない。
ちょっとしか。
いろいろネタを考えていると、これが実に楽しいのだ。
収入につながらなくても、趣味として十分に楽しめる。
金もかからんし。
今のところ思いついたのは、地味な日常的ノスタルジックネタと、ラノベ、というかジュブナイルSFっぽい話。
とりあえずSFの方をまとめて、なんかの新人賞にでも応募してみようかな。

2009年5月11日月曜日

途中経過1

文章を書く練習として、ここ数日間はいつもよりはまじめにブログを書いてみたが、いかがだったであろうか。

まず気が付いたのは、どうも古臭い文体になりがちだということ。
小説書くときには気をつけないと。

思い出話なんかは、驚くほどすらすら書けた。
昔の出来事やそのときの感情を思い出し、忘れている部分は想像で補っていく作業は想像以上に面白いものであった。
これをすべて想像でかけるようになればいいんだけど。

ジョークは、ジョークとしての質はともかく、これもすらすら書けた。
まあ、思いついたくだらないことを並べただけだから。
面白かったけど、これをコンスタントに書くのは大変だろう。

都内散策は結構大変だった。
写真を選んでサイズを変えて貼り付けるのがまず面倒。
ちゃんと書こうとすると、地図やら路線図やら店などのウェブページやらを確認しなきゃならないのが面倒。
もっとも小説を書くときも、正確なディテールの積み重ねがリアリティを出すために重要なのだろうから、練習にはちょうどいいか。

もっと大変だったのはCDレビュー。
好きでそうとう聴きこんだCDじゃない限りそうそう書くことはない。
背景のデータを調べてまとめてわかりやすく書くのも大変。
うちのCDラックの並び順に書いているので、当分は明るくないクラシックの分野で初めて聴くようなCDが続く。
1,2回聴いただけですらすら書けるようになるまでには、そうとう時間がかかりそうだ。

本のレビューはさらに大変そうだ。
まだ一冊も書いてない。
書くときに結局もう一回読み込まないと、たいしたことは書けそうにない。
うっかりすると小学生の感想文レベルにも満たないものになりそうだ。

2009年5月6日水曜日

浅草~上野~湯島 その1

上野で乗り換えた銀座線が浅草駅に着いたときにはもう昼時だった。

鰻の蒲焼は江戸発祥の料理であり、江戸時代には浅草川とも呼ばれる隅田川では鰻がよく獲れ、江戸前の鰻と呼ばれ人気があったようだ。
今でも浅草には鰻屋が多い。

今回は、隅田川に架かる駒形橋の西の袂にある『前川』にお邪魔した。
http://www1.odn.ne.jp/unagimaekawa/

『前川』は江戸の文化・文政期創業の、実に約200年もの歴史を持つ老舗の鰻屋である。
予約はしていなかったが、幸い三階の席を取れた。
残念ならが窓際ではなかったが、隅田川を眺めながら飲むビールは格別であった。



たれは比較的甘みが少なく、しょっぱさが勝っている。
ご飯はかなり柔らかめだ。
肝心の鰻はというと、表面はかりっと香ばしいが中はふわっとしてとろけるようであり、さすがに老舗だけあって理想的な蒸し加減焼き加減である。
実に旨い。
注文したのは一番安いうな重であったが、鰻が小さいという感じはしない。
昼食にはこれで十分だ。
これ以上というなら、う巻やうざくなど他の一品料理を追加したいところだ。
もっともそうするとさらに酒もということになり、結構な金額になってしまう。
時間と財布に余裕があるときに、個室でいろいろ注文して隅田川の流れを眺めながらのんびり楽しみたいものだ。

この日は五連休の初日ということで、浅草はさすがにすごい人手でにぎわっていた。
浅草寺の雷門から宝蔵門に至る仲見世はまさに人の海である。

いや、ほとんどの人が本堂にゆるゆると向かっているので、さながら人の河といったところか。
仲見世もいまやウェブサイトが完備されていて、各店舗が検索できるようになっている。
http://www.asakusa-nakamise.jp/

浅草寺は、推古天皇の時代、西暦628年から続く都内最古の寺院である。
本尊は1面2臂の聖観音だ。
http://www.senso-ji.jp/

「浅草寺」は「せんそうじ」と読む。
寺院の名前は音読みするのが原則だ。
仏教は中国から伝来したものなので、寺院の名前を読むときは中国での発音に近い音読みが用いられるということのようである。
清水寺は数少ない例外である。

一方、神社の名前は原則的に訓読みである。
浅草寺の本堂の東側にある「浅草神社」は「あさくさじんじゃ」と読む。
神社に祭られている神は日本古来のもの、もしくは人名なので、元来の日本語の発音である訓読みが用いられるようだ。

さて浅草寺、残念ながら現在本堂は大営繕の最中であるが、お参りはできる。


今回は残念ながら行けなかったが、浅草寺からは古式豊かな遊園地「花やしき」も間近である。

風に乗って遊具の作動音と共に聞こえてくる嬌声が楽しげである。

仲見世だけでなく、浅草寺の周囲の路地にはいろいろ趣のある店が軒を連ねており、実に楽しい。






金のうんこだなどと言われ建築当初は散々な悪評であったが、今ではすっかり浅草のシンボルとして定着してしまったフィリップ・スタルク設計の「フラムドール」を掲げるスーパードライホールを望む吾妻橋の袂には、日の出桟橋までの水上バスの乗り場がある。

のんびりと隅田川クルーズとしゃれ込みたかったのだが、考えることはみな同じで、結構な行列である。
あきらめて銀座線で上野に向かうことにする。

2009年5月3日日曜日

忌野清志郎死去

喉頭癌から復帰したときはまさかと思った。
訃報を聞いたときもまさかと思ったが、すぐにやっぱりなあと思いなおしてしまった。
人はいつかは絶対死ぬ。
しかも癌だ。
しかし58歳だ。
月並みだが早すぎる死だ。
残念に決まってる。

僕が一番最初にRCサクセションの曲を聴いたのは多分中学生の頃だったと思う。
初めはそのあくの強い清志郎のボーカルと詩の世界に戸惑った。
なんか変な曲だな。
そんな感じ。
やっとロックを聴くようになり始めたばかりの僕にとってはちょっと難しすぎた。

高校生になり、貪欲にいろいろなロックを吸収しつつあったころ、あらためて耳にするRCサクセションに僕は次第に魅了されていった。
これ、よく聴いてみるとなんかすげーじゃん。
そんな感じ。

清志郎の詩は独特だ。
あからさまな隠喩、ストレートな表現だ。
その世界は、正直言って僕の世界とはまるっきり違う。
しかしなぜだろう、とても惹かれる。
彼の詩はどこか懐かしくとても美しい。

坂本龍一とのベロチュー、COVERSでの東芝との騒動、君が代、タイマーズ。
よくやるよ。
失笑しつつも内心あこがれる。
爽快だ。

その一方で、名曲の数々。
『スローバラード』、『雨上がりの夜空に』、『トランジスタ・ラジオ』。
今でも聴き入ってしまうアルバム『シングル・マン』。

ちょっと聴かないでいると、思いがけないところから聴こえてくる。
『やっぱり猫が好き』のオープニングテーマ『サントワマミー』、清水建設のCM『パパの歌』。

僕が自転車趣味を再開したとき、ちょうど清志郎も自転車にはまっていた。
オレンジ号、見つかってよかったな。
ホノルルで一緒に走りたかったな。

気が付くと清志郎はいつも僕の身近にいた。
これからは清志郎の方から僕の人生に絡んでくることはない。
とても寂しいことだ。

2009年5月1日金曜日

家族の真実



しかし古臭い絵柄である。
ここまでいけていないと、味わいすら感じてしまう。
このイラスト自体、ダイハツ・コンソルテが現役だった時代に描かれたものなのかもしれない。
それにしては、父親と息子の髪型がソフトモヒカン風で微妙に今っぽいのが気になるところだが。

このイラストには一見楽しそうな親子が描かれている。
レンタカーでドライブの途中、駐車して景色を眺めている情景だろうか。
しかしこのイラストをよく見ると、不自然な点にお気づきにならないだろうか?

よく似た親子だ。
息子は父親に、娘は母親に似ている。
しかし普通、息子は母親に、娘は父親に似るものではないか?
実は、一見父親に見える人物は女性で、母親に見える人物は男性なのではないか?
女性に性転換した男性は驚くほど自然に女性に見え、男性に性転換した女性は驚くほど男性に見える例がある。
性転換まではしていなくても、真に女性に見える女装した男性や、真に男性に見える男装した女性は存在する。
いずれにしろそれならば息子は母親に、娘は父親に似ていることになり、一般的な傾向に合致する。
いや、実は一見息子に見える人物が女性で、娘に見える人物が男性だということも考えられる。
一見普通に見えるこの一家、実は性的に倒錯しているのかもしれない。

みんな楽しそうだ。
しかしよく見ると、母親だけはなにか浮かない表情をしているように見えないだろうか?
彼女にはなにか家族には言えない秘密があるのではないだろうか?
夫に黙って始めたFXや株や先物取引に失敗して、マンションの頭金のために貯めていた貯金を溶かしているのではないか?
そればかりかサラ金に手を出して、多額の借金をしているのではないか?
さらにその返済のため、ソープに沈められちゃったりしているのではないか?
はたまた、浮気相手のことを考えているのではないか?
その相手は、パート先の店長か、子供の家庭教師か、テニスのコーチか。
「ああ、彼に会いたい・・・でもこの家族との幸せも壊したくない・・・」
なんて考えているのではないか?
おとなしそうな顔して裏でなにやってるんだか。

ここまで彼らが実の夫婦・親子であるという前提の下に考察してきたが、本当の家族ではないことも考えられる。
男性と女性は×同士で、子供はいずれかの、またはそれぞれの連れ子なのかもしれない。
いや、男性と女性の一方、または両方は既婚なのかもしれない。
やっぱりこのアマ、とんだ食わせもんだぜ!
また、彼らはみんな兄弟だということも考えられる。
歳の離れた兄弟に見えるが、サザエさんとカツオやワカメが兄弟であることを考えると、不思議ではない。
親戚関係である可能性もある。
または赤の他人なのかも。
まさか…誘拐?

彼らが本当の家族だとしても、さまざまな事情が隠されているのかもしれない。
家族の誰かが病気で余命数ヶ月。
旦那が会社にリストラされてこれが最後のドライブ。
人里離れた山奥でガス欠になっちゃって、携帯も通じないんだけど、どうしよう。

一見幸せそうな家族に見える彼ら。
その裏には意外な真実が隠されているのかもしれない。


そんな裏があるようなイラスト、広告に使うわけないが。

広告の真実



長崎港から五島列島中通島の鯛ノ浦港へ向かうフェリーの中で見かけた広告である。
昭和の臭いを感じさせるなんともレトロな図柄である。
イラストの車には、今ではあまり見られないフェンダーミラーとメッキバンパーが備わっている。
しかし、URLなどが記載されているところを見ると、最近作成されたもののようである。

イラストの車の車種は何であろうか?
一見すると三代目のトヨタ・カローラのようにも見えるが、フロントグリルにはダイハツのものらしきエンブレムが付いている。
ネットでいろいろ調べてみると、どうやらダイハツ・コンソルテのようだ。
https://gazoo.com/meishakan/meisha/shousai.asp?R_ID=854#
フロントライトの形状や、フロントグリルとバンパーの間に設けられた特徴的な開口部からみて間違いあるまい。
ダイハツ・コンソルテは、二代目トヨタ・パプリカの兄弟車で、ダイハツがトヨタと1967年に業務提携した直後、トヨタグループとなった第1作品として1968年から1977年に渡ってに発売された。
実に30~40年前の車である。
しかも、フロントグリルやフェンダーミラーの形状から見て、このイラストの車は最初期のもののようである。
こんな古い車がまだレンタカーとして現役なんて、すごいではないか!

しかしちょっと待って欲しい。
よく見ると広告には「レンタカー料金表(軽自動車)」と書いてあるではないか!
ダイハツ・コンソルテは、全長3645mm、全幅1450mm、全高1380mm、958ccのダイハツ製FE型エンジン搭載の小型乗用自動車であり、軽自動車ではない。
軽自動車しかないのに、あたかも小型乗用自動車が借りれるかのごとくコンソルテのイラストを載せるのは、虚偽広告ではないのか!?
それとも軽自動車の外装をコンソルテ風に改装して登録したものがあるとでもいうのだろうか!?
ここはひとつ株式会社五島産業汽船さんには猛省してもらい、広告と現実とを整合させるべく、ぜひともダイハツ・コンソルテを実際のレンタカーのラインナップに加えていただきたい!

もっとも僕はチャレンジャーじゃないので、そんな古い車絶対に借りないが。