心機一転するにはいい時期だ。
常々ことあるごとに仕事を辞めたいといっているが、そのたびに自営業の妻などには、サラリーマンの方が気楽だよと言われている。
確かに身一つで稼いでいる立場からしたら、ぬるま湯のような環境にいるサラリーマンのたわ言にしか聴こえないだろう。
しかし、このままでは定年まで同じように会社に行って同じような仕事をしなければならないのだと考えると、うんざりしてほとんど絶望的なまでの気分になってくる。
サラリーマン生活にはもう飽き飽きだというのは心の底から本音だ。
かといって、なんの考えもなしに今仕事を辞めても妻の収入だけではあっという間にローンの支払いも滞り、路頭に迷うのは必至である。
何か稼ぐ手段を見つけなければならない。
いきなりなにか自分で事業を立ち上げるなんてことは無謀なので、まずはできるところからである。
今考えているのは、妻の音楽教室の事業拡大の手助けと、堀田君との教室サイト事業である。
この二つはうまくリンクさせて発展させていくことができそうだ。
しかし筆者は今のところ、音楽教室では簡単な手伝いしかできず、教室サイト事業では堀田君にサイト構築をまかせっきりで、なんとも歯痒い限りである。
何の専門家でもない筆者がなんの役に立てるのか?
教室では経理、事務、企画、その他、音楽教師以外のすべてのことを担当すべきだろう。
教室サイト事業では、システム完成後の営業やその他すべての雑務といったところか。
これらのことに関しても経験はないが、やらねばならない。
もちろんどれひとつとっても簡単なことではないだろう。
時間もとられるだろう。
しかし、メインプレーヤーではないものの、自分の頑張りが成功を多少なりとも左右する、儲けにつながる、と思うとわくわくする。
このダイレクト感が今のサラリーマンとしての仕事とは違うところだろうか。
なにかここですべてが変わっていくような期待感に胸が膨らむ春である。
しかしそれには自分から能動的に変わっていくようにしなければならないだろう。
特に飽きっぽい性格にもおさらばしないと。
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